千と千尋の神隠しに出てくる千尋に優しいハク。
実は、ハクは千尋の本当のお兄ちゃんだとネット上では話題沸騰!!!
いやそんなアホな…と思いつつ、色々調査してみると、何やらどうやら本当らしい。
その理由と「コハク川の主」と言った理由を解説!
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ハクの真相を知ってから映画を見ると、また別世界!
千と千尋の神隠しハクは千尋の兄!?コハク川の真相は?
※ジブリ公式サイトより
千と千尋の神隠しに出てくるハクは、死んだ千尋の本当のお兄さんです。
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マジで!?
千尋は小さい頃川で溺れたことがありますが、それをハクが助けたと映画の中では言っていましたよね。
ハクは川の神様なので、川全体が千尋を助けた…
そんな捉え方をしてしまう映画の内容でしたがそうではなく、千尋が川で溺れたのを兄が助けたんです。
しかし残念ながら、兄は千尋を助けて死んでしまった。
その死んだ兄が、ハクなんです。
そもそも千と千尋の神隠しは、幽霊や神様など人間には見えない神隠しの世界の物語。
黒いゆらゆらの物体や、千尋が銭婆の所に行く時の電車に乗っている人達。
あれ、どう見ても幽霊…ですよね。
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千尋一家が迷い込んだ世界は死の世界…
ハクはあんなにイケメンでカッコいいけど、でも実は幽霊。
そんなお話なんです。
お母さんが千尋に冷たいのは理由があって、
- 千尋が川に落ちなかったら長男(兄)は死ななかったかもしれない
- 千尋が溺れさえしなかったら長男は助かっていたかもしれない
そんな理由からどうしても千尋に優しく出来ないんです。
でも千尋は自分の大切な娘。
千尋にも優しくしたいという気持ちはあるはずですが、どうしても千尋に優しくできない。
またお母さんは、千尋を助ける為に兄が死んだ話を千尋に隠しているので、千尋は兄がいる事すら覚えていない。
そんな事も知らずにワガママに育ってしまった千尋を見て、お母さんは少し辛いのかもしれません。
ハクは、命を懸けてでも守った大切な妹を神隠しの世界でも守り抜きます。
これとか↓
これとか↓
この時の、ハクが千尋に向ける目線は愛情そのもの♡
ハク自身は、湯婆婆の世界で本当の自分の記憶はないものの、大切な妹のことだけはしっかりと覚えていたんですね。
そして妹も兄のために命を捧げようとします。
ハクがゼニーバから魔女の契約印を結んだ時に、呪いを掛けられてしまいましたよね。
あの時千尋は、オクサレ神からもらった泥団子をハクに食べさせ、ハクは呪いからは解かれたものの死にかけてしまいます。
ハクをなんとか助けるために、魔女の契約印を銭婆に返そうと死の世界にいる銭婆に会いに行くことを、千尋は決断します。
釜爺には「帰り道がないんだぞ」と言われても行くと決めた千尋。
千尋自身、ハクが自分の兄だとは思ってもおらず、無意識のうちにハクを助ける行動に出た。
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これこそ兄弟愛♡
千尋は覚えていないけど自分の命を助けてくれた兄を助ける為に、帰ってこれないかもしれない沼地に行く千尋。
千尋が沼地に行くシーンって、ちょっと暗くて不思議な感じしませんでしたか?
あれが正に死の世界に向かっているシーンなんじゃないかって思うんです。
神隠しの世界では、生きている人間は一人もいない。
たった一人生きている千尋が、自分の命を懸けてでも死の世界に向かうシーン。
現実世界では長男が死んで、塞ぎ込んでいる父親と母親。
そんな母親を見かねて環境を変えようと父親が引っ越しを決めたが、自分のせいで兄が死んだなんて知らない千尋は引越しが嫌で嫌でたまらない。
何もかもがモンモンとした状態で生きてきた千尋が、初めて人の為に命をかけて動き出す。
千と千尋の神隠しは、実は壮大な人間愛を描いている映画なんです!!!
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じゃあ何でハクは琥珀川の主だというの?
それは…
ハクが命をかけて千尋を助けた為、コハク川の神様になれたから。
でもまだ完全な神様ではない。
その理由は、千尋に見えているから。
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そういえば川を渡ってきた神様たちは最初透明だったよね!
夜にならないと見えない…のかな?
そんなお話が、ジブリを徹底解析している岡田斗司夫さんの note では語られています
ハクは宮崎駿監督自身!?
ハクがゼニーバから魔女の契約印を取ってきたものの、ズタボロになったのを見て、湯婆婆はハクを捨てようとするシーンがありますよね。
湯婆婆のために一生懸命働き続けたハクなのに、使い物にならなくなったらポイ捨て。
あまりにも非常すぎる湯婆婆ですが、これがジブリの世界そのものだったと岡田さんも推測しています。
当時ジブリは相当忙しく、というよりもジブリがお金儲けに走ってしまい、自分の思うジブリとはかけ離れていて、宮崎駿監督は体がボロボロになるまで働き続けていたんだそうです。
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まるでハク!
そもそも湯婆婆は、ジブリの社長である鈴木氏をモデルにしたとも言われています。
鈴木氏は、気に入った人間はとことん可愛がり、自分から去った人間にはとことん冷酷(まるで湯婆婆)
これを比喩して、ハクを自分に例えて描いたのかも…。
ハクは千尋を命がけで助け、そして何も分からないまま湯婆婆という世界を牛耳る欲望の塊の大人に操られ、最後にはコハク川の神様になる。
元々10歳の女の子向けに作られた千と千尋の神隠し。
宮崎駿監督は、大人の欲望に負けず、自らの意志で生き抜く強さを、千尋を通して子供達に伝えたのかもしれません。
ハクは12歳という年齢設定です。
最初は魔女になりたいと純粋に湯屋にやってきましたが、湯婆婆の欲と執念に流されて仕事をこなす日々。
でも、千尋のおかげで自分を取り戻すことができた。
宮崎駿監督も、最初はジブリの社長の言いなりに動いていたものの、最後には自分を取り戻せたのかな?
千尋にはモデルがいます!
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ここまでヒットすると思っていなかった千と千尋の神隠し。10歳の女の子に向けた映画というのがジブリファンの心に突き刺さったのかも♪
まとめ
ハクって今の時代で言うと
- イケメン
- 仕事出来る
- 厳しいけど尊敬されている
- でも実は優しい
絶対会社でNO1人気のモテる上司って感じ。
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あーーーーーー!
ハクに自分を重ねている宮崎駿監督って…もしかしてそんな感じ?
それとも…そう見られたいとか…
正に神隠しです。
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