2022年3月2日から3月29日まで、千と千尋の神隠しの舞台があります。
主演は橋本環奈さんと上白石萌音さん。
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宮崎駿の世界を生で感じられるのは、初めて!!!
上演に先駆けて、2020年1月には久しぶりにテレビでも「千と千尋の神隠し」が再放送されましたよね。
そこで感じる千尋(ちひろ)の母親の冷たさ。
実はあれ…
千尋の兄の死が関係しているんですって!!!
千尋の母親が千尋に冷たい理由を解説していきます!
千と千尋の神隠しで母親が冷たい理由は兄の死が関係していた!!
千と千尋の神隠しで、千尋の母親が冷たいと感じたことはありませんか?
※スタジオジブリ公式サイトより参考
千尋とお母さんは絶対に目を合わせないし、言葉も冷たい。
私は、千尋のお母さんは元々そういうキャラクターなのかと思っていたのですが、実は深〜〜〜い訳があったんです…!!!
それが…
- 千尋にはお兄ちゃんがいて、お兄ちゃんは千尋を助けるために川で溺れ死んだ為、千尋を恨んでいるのではないか
という真相!!!
まず千と千尋の神隠しでお母さんが千尋に冷たい言葉を投げかけたセリフは…
① 「千尋は車で待っていなさい」
引っ越し途中、お父さんが何故だか山道に入ってしまい、トンネルの入り口で行き止まりになります。
トンネルの中を入ろうとするお父さんに対してお母さんもついていき、千尋に「車で待っていなさい」と言ったセリフ。
いやいやいや…
普通、お母さんが千尋と車で待ちますよね(笑)
むしろ、よく分からないトンネルに入っていくお父さんを、お母さんが止めるのが普通だと思うんですが…。
山の中と言っても、だー--れもいない山の中。
子供一人だと…怖いですよね、普通。
動物とか、人さらいとか(古い?)
出たらどうすんの!!!???とか思っちゃうんですけど。
② 「千尋、そんなにくっつかないでよ。歩きにくいわ」
トンネルの中を入って行く時に、千尋は怖くてお母さんの服を引っ張ります。
その時に千尋の母親が言ったセリフ。
息子も私の服をグイグイ引っ張ったりすることがあり、引っ張らないでと言った事はありますが、さすがに真っ暗なトンネルの中だと言えない(笑)
むしろ、真っ暗なトンネルの中だったら
「離れないで」
「手を繋いで行こ」
と言うのが母親かなと思ってしまいます💦
③ 「風で鳴っているだけでしょ」
トンネルを抜けて湯婆婆のいる世界に入ってしまった時に
「後ろの建物うなってる」
と千尋が母親に言うと
「風で鳴っているだけでしょ」
と千尋の顔を一切見ずに振り返るだけのお母さん。
私もよく息子の話を聞き流すことはありますが(笑)、さすがに初めての場所でこの対応は…。
④ 「千尋、早くしなさい」
トンネルを抜けてハクのいる世界に入ると、どんどん突き進むお父さん。
途中川があり渡ろうとするものの、岩場が危ないにも関わらず、お母さんは千尋に手を貸してくれるどころか「早く来なさい」と言います。
- 滑らないように気を付けてね
- ゆっくりで大丈夫だからね
とか親なら言いそうですし、仮に助けてあげられなくても待っていてあげてもいいんじゃ…
と思ってしまいますが、千尋のお母さんはさっさと来いや~的発言。
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はっ!関西人のお人なのかも
がしかし。
何が一番問題かというと、川を渡る時に岩場で滑ったお母さんは、自分はキャッと言ってお父さんに抱き着く所。
滑ることは身をもって体験したのであれば、尚更自分の娘には手を差し伸べてあげたいですが…。
⑤ 2回目の「千尋早くしなさい」
川を渡り街に近づいたお父さんは、食べ物の良いニオイに惹かれて速足で街に歩いていきます。
それと共にお母さんもお父さんについていき、キョロキョロしている千尋に向って「早くしなさい」と言います。
ってか、千尋10歳なんですけど。
普通に歩いても大人より遅いし、初めての場所でキョロキョロしてしまうのも無理ない。
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お母さん、待っててあげてよ千尋の事
以上が、お母さんが千尋に対する冷たいと言われるセリフです。
さてさてここからが、千尋の母親が何故千尋に冷たいか…なんですが
これらの行為は、実はお母さんは無意識に行っているんだそうです!!!
映画の中で出てくる、湯婆婆の手下「ハク」。
実はハクは、千尋の死んだお兄さん!!
覚えていますか?
映画の最後でハクのことを思い出す時に
川の中で溺れた時に助けてくれたコハク川の主
と千尋は言います。
あれは…
兄だったんです!!!
千尋は小さい頃、川で靴を落として溺れかけたと言っていましたが、溺れた千尋を助けるために兄が犠牲になってしまったんですね(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
でも、その事を母親は千尋には伝えていない。
千尋のことも大切だし、千尋の兄が死んだのは千尋のせいではないとは分かっているものの、どうしても千尋に優しくできない。
だから、千尋のお母さんは千尋に冷たいのだそうです!!!
千と千尋の映画の冒頭では、お父さんとお母さんと千尋が車に乗って、引っ越し先に移動していますよね。
なぜ引っ越しをしていたのかなんて、私は深く考えなかったのですが…
お母さんが千尋の兄、つまり長男が死んでからずっと塞ぎ込んでいたので、お父さんが環境を変えてあげようと引っ越しをしたのではないかと言う推測があるんです!!!
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お父さんの仕事の関係だと思っていた…
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じゃあなんで、引っ越し途中にあの変な山道に入ってしまったの?
実はあれも意味があって…
長男が亡くなって塞ぎ込んでしまったお母さんだけでなく、実はお父さんも生きる覇気をなくしていたのだとか!!!
千尋の家族みんなが………心が死にかけ状態だった。
だから、神様と死の世界に引き寄せられた。
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ムムム…ちょっぴりホラー的要素も感じる…
ちなみにお母さん、ちょくちょく千尋のことを気にするセリフも出てきます。
千と千尋の神隠しでお母さんが千尋に優しく言葉をかけた台詞
① 引っ越し先に向かう車の中で、千尋が持っていたお花がしおれちゃった時
「お家に着いたら水切りすれば大丈夫よ」
② お父さんとお母さんが、神様の世界で勝手にご飯を食べようとした時
「千尋もおいで。美味しそうよ」
「千尋も食べな。骨まで柔らかいよ」
③ 最後お父さんとお母さんが豚から人間に戻り、3人で人間の世界に戻る時
「千尋早くおいで。足下気をつけな」
これらのセリフは、千尋の目を一切見ずにお母さんが言ったセリフ。
目を合わせずに言うなんて、これすらも冷たいと感じますが、なんとなく…
うまく感情をコントロールしきれないお母さんの、優しさと悲しみが混じった表現方法なのかなと思います。
もし自分の子供達のどちらかが川で溺れてしまい、どちらかが兄弟を助けて死んでしまったら…
そう考えると、私も千尋のお母さんのようになってしまうかも。
とても奥深い映画です!!!
千と千尋の神隠しについての裏話はまだまだ他にもあります!
お父さんとお母さんが豚になった理由、ハクの正体や湯婆婆の存在、気になる話の続きなどこちらでまとめています▼▼▼
千と千尋の神隠しの舞台始まる!!!
2022年3月2日から3月29日まで、東京帝国劇場にて千と千尋の神隠しが公演開始!
- 4月の13日から24日までは、大阪の梅田芸術劇場メインホール
- 5月の1日から5月28日までは、福岡県博多座
- 6月8日から6月12日は、北海道札幌文化芸術劇場hitaru
- 6月23日から7月4日までは、愛知県御園座
どんな役でもこなす橋本環奈さんと、今最も話題の上白石萌音さんとダブルキャスト!
私も見たい!!!
まとめ
ずーーーーーーっと、謎でした。
千と千尋の神隠しに出てくる千尋のお母さんは、何であんなに千尋にそっけないんだろうって。
そういうキャラクター設定なのかもしれませんが、なんならお父さんも自分勝手で千尋の事なんて一つも考えていない感が凄いですよね。
何となくバラバラな家族だなって思いつつ、こんな親の元でも千尋は当たり前のようにそばにいる。
そして頼りない千尋が、映画の最後には驚くほど成長しているのを見て、親ではなく自分の力であそこまで成長できるんだなって、たった2時間の間にスピードのある成長を感じました。
何回見ても千と千尋の神隠しは面白い!
裏話を知ってから見ると…更に面白い!!!
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